味の箱舟とは

各地方の伝統的かつ固有な在来品種や加工食品、伝統漁法による魚介類などのなかには、このままでは消えてしまうかもしれない、小さな生産者による希少な食材がたくさんあります。 「味の箱舟」プロジェクトとは、こうした食材を世界共通のガイドラインで選定し、プロモーション活動などの支援策によって、その生産や消費を守り、地域における食の多様性を守ろうというものです。 1996年に設立され、現在903を越える動物、果物、野菜の品種と加工食品などが「味の箱舟=アルカ」認定され、良質な食材の調達、販売促進に興味のある人への情報提供に繋がっています。

味の箱舟の認定基準

以下の基準を満たすものを“味の箱舟”として認定致します。

  1. 地域の自然や人々の生活と深く結びついている。
  2. 小さな作り手による限られた生産量である。
  3. 現在、あるいは将来的に、絶滅の危機に瀕している。
  4. 遺伝子組み換えが、生産段階において一切関与していない。

プレシディオとは

プレシディオ計画とは、小規模生産者を地域で直接支援し、彼らが伝統的な市場を開拓するのを助けることにより、伝統的な生産方法を守るものです。 わずか2つのプロジェクトから始まりましたが、今では世界中で314のプロジェクトを包括しています。 プレシディオは、生産者を集め、生産自身が販売促進を調整できる環境を整え、彼らの商品の品質と評価の基準づくりを支援することで、 小規模生産者による食品の生産技術を安定させ、厳格な生産基準を設定し、伝統的な食物に発展力のある将来を保証しようというものです。 プレシディオ食品は、料理人や専門家たちを魅了しただけでなく、一般的な消費者にもその価値を認知させることができました。 プレシディオの成功により、意識を持った消費者は良質な食品に対しては、生産が経済的に成り立つような公正な価格を支払うことが証明されました。

日本の味の箱舟(=アルカ)・プレシディオ

日本の味の箱舟(=アルカ)・プレシディオ地図

平成26年10月17日現在、日本の味の箱舟(=アルカ)は32品目となっています。
上記以降に認定されたアルカは以下の7品目です。

・甚五右エ門芋 / 山形県真室川町
・潮かつお / 静岡県西伊豆
・沢あざみ / 岐阜県揖斐川町
・実生のユズ / 高知県北川村
・せん / 長崎県対馬市
・対馬赤米 / 長崎県対馬市
・シマウヮ(島豚) / 沖縄県今帰仁

←現在認定されているアルカの一覧は、左の画像をクリックして開くPDFファイルにてご確認いただけます。