
第1回スローフードキャンプ
「伝統野菜 と そば」を楽しむ会
■開催日時 2011年11月10日(木)午前11時~午後2時
■会場 松本市島内「麓庵 かつ玄」
■主催 特定非営利活動法人 信州スローフード協会
■共催 (有)かつ玄
■後援 松本市、王滝村
■協力 花豆の会(奈川)、なかよし会(王滝)
下記の画像をクリックすると拡大されます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
一 開会
・開会のことば 瀧澤 功(信州SF)
・マンドリンミニコンサート 折井清純さん・友成貴司さん(ギター)
・信州スローフード協会紹介
・本日の食を提供する木曽郡王滝村・松本市奈川地区の生産者および製造者を紹介
二 講演会
講師/小山武邦さん(信州スローフード協会理事長、信州味噌㈱社長、元飯山市長)
テーマ/中山間地の地域活性化
(講演要旨)
小諸で生まれ、終戦のときは10歳だった。
76歳の今も元気でいられるのは「食」が関係していると思う。
北海道で畜産を学び、研究者となってアメリカに留学した先の恩師・ワンデマン先生が敗戦国から行った青年を励ます意味か、
私に、日本は「資源大国」であり「広い国」だとおっしゃった。
日本は当時、自国のことを否定する教育をしていたのだが、日本には良質な水・土=資源がある。
面積は狭いが、峠一つ越えれば、集落が違えば異なる多様な文化に満ちている。そうした「ものの見方」を明確に教わった。
牧場経営という夢実現の地となったのが豪雪地・飯山だった。そこで農の持つ大きさを知った。
現代生活は忙しい。
世の中にはファストフードがあふれている。
やむを得ないところもあるが、一旦立ち止まって、これでいいのかと思いをめぐらすことをしたい。
遺伝子組み換え、原発、人間は自分ではどうしようもないところに踏み込んでしまった。手の届くことを大切に守っていこう。
自分が住んでいる地域をほめよう。
「こんなものを人に出していいかや?」と出ししぶっていた故郷の伝統食を威張って出しましょう。
信州の中間山地の中でも独自の食文化をもつ王滝村、奈川地区の皆さんが朝早くから打ってくださったそばやさまざまな伝統食を
松本地方独特の古民家でともに食せることは何よりの幸と思います。
───1960年代、現代生活に警鐘を鳴らした谷川俊太郎の詩「急ぐ」を挟みつつの講演でした。
三 食事会
・王滝村より、手作りの料理
赤蕪漬け(王滝かぶ)、すんき漬け、どんぐり粉菓子、どんぐりパン、
おんたけ御兵衛餅、大平(おおひら=慶弔に必須の料理)、すんきそば
・奈川地区より、手作りの料理
赤蕪漬け(保平かぶ)、野沢菜漬け、そばおやき、とうじそば
・かつ玄より
素朴な箱詰め料理、岡山県日生(ひなせ)産の牡蠣のフライ
四 農と食の味覚食談会
・王滝村・奈川地区にないものクイズ 答え:JR駅、コンビニ、信号機、国道。
田舎を開き直ろう!
・合併・非合併後の感想 奈川:松本に100円で行けるようになった。福祉面が薄くなった。
王滝:合併したい気持ち、したくない気持ち半々。
貧乏だが皆が我慢すれば何とかなる。
・福島県二本松市から上田市に移住した有機農家・丹野喜三郎さんを紹介
原発事故ですべてを奪われた。
移転先を探し、有機農業者の受け入れを掲げていた上田市に移住
(長野大学環境ツーリズム学部古田睦美教授=信州SF会員が窓口。本日参加)。
6月中旬に田植えし、秋に稲を収穫。夏場の「自根きゅうり」は「かつ玄(信州SF会員)」に納入し、漬物に。
にんじんはジュースに加工して販売するなど、地元・関係者のサポートにより、徐々に軌道に乗り始めている。
縁あったこの地でやっていきたいと考えている。
・参加者感想意見
1.長野市から参加した小林清吾さん(信州SF会員)
先日平泉、被災地に行ってきた。考えたことは、地域の祭礼は自然災害への恐れから生まれたのだろうということ。
日常生活を見直さないといけない。
今日安曇野の風景を眺め、根本である食=スローフードを大事にしていかなければいけないと心した。
2. 横浜から四賀村クラインガルテンに移住した田崎さん
お金を出せば幾らでも美味しいものが手に入るという世界(デパート)で仕事をしてきた。
定年後をどう暮らすか考え、そば好きでよく来ていた信州に移住し、県内各地を訪ねている。
長野県の文化は独特、これからも地域の誇りをもってほしい。
五 閉会

