サローネ・デル・グストとテッラ・マードレ

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開催日時:10月21日から25日
開催場所: トリノ市 リンゴット博覧会場

隔年で開催されるサローネ・デル・グストは今年で8回目を迎え、同時開催のテッラ・マードレは4回目を迎えます。サローネはスローフード協会の国際活動の集大成として重要であるばかりか、世界で最も大きな食イベントでもあります。サローネが他の食イベントと違うところは、明確なスローフードの政策がイベントのベースにあるということです。ここにやってくる人たちは何よりも食に関心のあるモチベーション高い人々であり、スローフードの哲学を理解し、それを深く知りたいという人々です。会場はトリノ市の南にあるリンゴット博覧会場。ここはその昔FIATの工場があったところで、屋上にサーキットがある旧工場はレンツォ・ピアノの設計で、大きなショッピングセンターとなっています。サローネの会場はそのすぐ南にある博覧会場です。

第2、3パビリオンにはイタリアの優良食品がならび、第1パビリオンには海外の食品が並びます。今まで第5パビリオンで開催されていた味覚ワークショップ (Laboratorio del Gusto)と味覚シアター (Teatro del Gusto)は、今年からテッラ・マードレを開催するオーバル会場になりました。基本的にオンライン予約が必要ですが、当日余っている席を購入することもできます。オーヴァル会場はトリノオリンピックのアイススケート会場だったところです。サローネ会場の第3パビリオンから通路を通ってアクセスします。道すがら今年の目玉のひとつでもある「路上の料理 (cucine di strada)」コーナーがあります。ここではイタリアのフォカッチャからピアディーナ、イラクや中国、世界中の「ファースト・フード」が並びます。今年は金沢の有名店「銭屋」のシェフ、SHINこと高木慎一朗氏が、サローネに登場。23日4時からのTeatro del Gusto、24日はトリノ郊外のトレ・メルリで8時半より特別ディナーを開催します。

テッラ・マードレは生産者とその生産環境を代表する人々、つまり「食コミュニティ」が集結する国際ミーティングです。今年も生産者、料理人、大学関係者、音楽家のカテゴリーで、リンゴット・オーヴァル会場で開催されます。日本をテーマとした地域集会は23日の13時から。アジア集会は15時から(日本語通訳付き)。日本酒会にはスローフード食科学大学から、今まで日本実習をした学生たちも集結する予定です。会場にいらっしゃるならばぜひ立ち寄ってください!
http://www.terramadre.org/

プレシディオ
スローフード協会といえば、世界中で貴重な食の遺産を守る「プレシディオ」計画が有名です。今年のサローネの展示は、地域ごとになっていますので、今までのようなプレシディオのコーナーというのはありません。例えば第1パビリオンの国際マーケットには、雲仙こぶ高菜をはじめとする国際プレシディオが含まれています。第2、3パビリオンのイタリア・マーケットにはイタリアのプレシディオが含まれます。目印はオレンジ色の看板です。スローフードの哲学を体現するような優良食材が、世界中からやってきます。会期の後半に向かって、有名な食材は売り切れてしまうことがありますので、早めに購入するよう心がけましょう!

ニュース
今年スローフード協会はガンベロ・ロッソと協同で発行していたVINI D’ITALIAを離れ、協会独自のワインガイドを今年から出版します。その名もSLOW WINE。サローネ会場でいち早く購入することができ ます!スローフードは数年前より「8ユーロ以下の普段飲みのワイン」を提唱しましたが、今回の選考基準は「味覚的な秀逸さもさることながら、地域性、歴史、環境をグラスの中に閉じ込めることに成功したワインで、特にスローフードが気に入ったもの」と、少し柔らかくなっているようです。5日間の間にエノテカでは受賞したワインの中から186本を試飲できます!ワインマニア垂涎です。

スローフードはManuale degli Orti 「菜園マニュアル」の出版を記念して、第5パビリオンの外に、季節の地域野菜と香草を植えた小さな菜園を展示します。子供のための学校菜園、アフリカへ1000の菜園プロジェクトについて講演があります。

 
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