第5回スローフード国際会議報告@(メキシコ・ブエブラ州)
開催地 メキシコ・プエブラ州
開催期日 2007年11月8日〜11日
参加国 約50ヶ国
参加人数約600名
レポート スローフード宮城
 第5回スローフード国際大会が11月8日〜11日にメキシコ・プエブラ州で行われ,、日本からは9名の代表者が出席した。 運動の一番大事なイベントであるこの大会では各国の代表者たちによって、将来の戦略やテッラ・マードレのネットワーク、生物多様性の保護のためのプロジェクトなどが決定される。世界50ヶ国余から85,000会員を代表する約600人が集まった。
 これまでスローフードでは4回の国際大会が行われている。1989年の第1回では
パリのオペラ・コミックでスローフードマニフェストにサインをし、国際協会として認定された。その後は、1990年にヴェネツィア、1997年にオルビエート、そして2003年にはナポリで50ヶ国の代表者が集い、テッラ・マードレのアイデアが初めて紹介された。2006年10月にトリノで開かれたテッラ・マードレでは、エコガストロノミーの哲学を促進できるスローフードという世界的なコミュニティーに入るため、数多くの参加者が入会した。
 今回のプエブラ大会では生産者と共生産者(スローフードでは消費者と呼ばずこう呼ぶ)の間の新しい盟約と規約が認定され、新しい執行部によりこの取り組みを支える組織が作られることとなる。 今年はヨーロッパ以外で初めて行われる国際大会となる。2003年に開催されたナポリ大会の閉会式でカルロ会長が「またプエブラで!」とまるで予言のように言った最後の言葉が実現された。 会長は挨拶で「イタリア人が考え、メキシコ人が実行させたのだからまあ、少々の不都合は許してやってくれ!」と冗談めいて言っていたが、実際は実にきめ細い配慮で我々を喜ばせてくれた。この国際大会におけるプエブラ州の農業促進部、経済促進部、観光と文化部とプエブラ市の協力支援に心から感謝したい。
国際大会で検討される運動の戦略と提案は、カルロ会長が協会を指導するために書いたビジョン「太陽と月と大地」にまとめられている。 開催地プエブラ州は海抜2,160mに在り、歴史的場所や建造物の宝庫と言われている。また、アステカ文明、アラブ諸国やヨーロッパの影響を受けた食文化を持ち、郷土料理の町としても有名である。